
全国の猫ちゃん、天国からおはよーだよー。
きのうのクリスマス会はだいせーこーだったよ。
午後のお昼寝のあとみんな講堂にあつまってツリーのまわりにおすわりしてクリスマス会はスタートしたよ。
窓辺の暗幕をしめて講堂がくらくなったあと飾ってあるLEDランプにあかりがついてクリスマスツリーがきれいに浮かびあがったよ。
そしてみんなでれんしゅーした「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」を元気な声で歌うんだよ。
そのあとはねんちゅーさんの「サンタがまちにやってきた」のかわいいおゆーぎ。
おゆーぎがおわったあといったん暗くなった講堂の舞台がふたたびライトアップ。
そこにサンタさんにふんした園長せんせーがとーじょーすると講堂内はだいかんせー。サンタさんのおとものトナカイさんAはミミちゃん、トナカイさんBはわたしがたんとーだよ。
そして舞台からおりて、おーきな袋からお菓子のつまったキラキラのブーツをだしてみんなにくばるんだよ。
みんなおぎょーぎよくじゅんばんに待ってくれたよ。
会のさいごはねんちょーさんたちが「見上げてごらん夜の星を」を静かにじょーずに歌うんだよ。
その歌をバックに園長せんせーがみんなにこんなふーにお話をしたよ。
地上からは天国のわたしたちはお星さまに見えるんだってこと。
そしてお星さまのまたたきはみんなの笑うときのお顔。だからいつも元気にわらっていよーねって。
そして地上のみんなを見守ってあげよーねって。
チビちゃんたちしずかにうなずいていたよ。
こーしてクリスマス会はぶじしゅーりょー。
わたしは家来と11年いじょー地上でくらしてきたけど、こんなけーけんなかったよ。
クリスマスってほんとにすてきだなって思ったよ。
クリスマス会が終わってチビちゃんたちがお家や寮に帰ったあと、ケンゾーくんがまたきてそのごのこと知らせてくれたよ。
病院にあつまった猫ちゃんたち、外からはじょーきょーがよくわからないので、病室のたんとーのかんごしのお姉さんが帰るのを3にんの猫ちゃんがつけていくことにしたんだって。
お姉さんがすんでいるのは病院からほど近いところにあるマンションでお姉さんはおともだちとふたりで部屋を借りてるみたい。そしてそのお部屋にはお姉さんと暮らしているスコティッシュフォールドのマリンちゃんてゆー女の猫ちゃんがいることがわかったそーだよ。
猫ちゃんのひとりがマンションをよじのぼってそのお部屋のベランダにあがり、窓ごしにマリンちゃんからお話を聞いたんだって。
いつもお姉さんからおしごとのこと聞かされているマリンちゃんがおしえてくれたことは・・・
赤ちょーちんのおばさん、チャーちゃんがあったかいミルクをもらった次の日の朝きゅーに具合がわるくなって救急車で病院に運ばれたこと。
おばさんは眠ったままで、ときどきうわごとでチャーちゃん、チャーちゃんってだれかの名前を呼んでいたこと。
しばらくして目が覚めて話せるよーになったとき、お店のあたりにすんでいるチャーちゃんってゆー猫ちゃんがしんぱいだからお姉さんに見てきてごはんをあげてほしーってゆったこと。
お姉さんがチャーちゃんをさがしにお店にいったとき、ちかくのお家のひとがその子猫ちゃんはしんじゃったんだよって教えてくれたこと。
お姉さんはおばさんにショックをあたえたくないのでそのことはゆえないでいること。
そしておばさんのびょーじょーはけっしてよくないってゆーこと。
猫ちゃんたちそれを聞いて、どーしたらおばさんを元気にしてあげられるかそーだんはじめたんだって。
きのうのケンゾー君のおはなしはそこまでだったよ。
さー、そろそろお出かけの時間。
おーきなイベントがおわってほっとしたけど気をぬかずにおしごとしないとね。
じゃあいってきまーす。
(あの日の想い出)
サンタさんのおよーふくでお散歩だよ。
(2016年12月23日、いつもの公園。リリちゃん10歳8ヶ月)