全国の猫ちゃん、天国からおはよーだよー。
きのうはクロコせんせーがリボンさんと暮らしているお家におじゃましたよ。
リボンさんはサバトラの猫ちゃんでわたしの家来が小学生のときからいっしょに暮らしていたそーだよ。
リボンさんはいまお家でのんびりと趣味の手芸なんかをして過ごしてるんだって。
わたし家来からリボンさんのおはなし聞いたことなかったので、リボンさんが家来と暮らしていたときのよーすを教えてもらったよ。
ちーさいときに家来にひろわれたリボンさんは家族のなかでも家来のことがいちばん大好きだったんだって。学校から帰ってきて寝ころんでマンガの本なんか読むときはかならず家来の背中の上にのってたんだって。夜はいつも家来の腕まくらでこー箱くんでいっしょに寝たんだって。
それから家来は小学生時代の夏やすみや冬やすみにはよく家来のお母さんの実家のいなかですごしたんだって。その時リボンさんは箱につめられてバスで2時間ぐらいかかるいなかまで連れてってもらったんだって。いなかで自由に遊んだけど、どこかに行っちゃうことなかったんだって。なんか家来といっしょに旅行したわたしと同じみたいでしんきんかん感じちゃったな。
そしてときはながれ家来が高校を卒業して都会の学校に行くためにお家を出てからはいつしか家来は休みの日でもあまりお家に帰らないよーになったんだって。その頃にはおばーさんになっていたリボンさん、ある日家来にとっても会いたくなったんだって。そして雨がふっている寒い日、リボンさんは家来のお母さんにたのんでお家の外に出してもらって家来をさがしに行ったんだって。冷たい雨にうたれながら家来をいっしょーけんめーさがしたんだって。そして気がついたときリボンさんは天国にきていたんだって。
わたしも家来がもし帰ってこなかったら同じよーにどんなに寒くてもさがしに行ったと思うな。でもわたし天国にくる直前まで家来に見守っていてもらっていたのでほんとーに幸せだったんだなって思ったよ。
わたし今まで知らなかった家来のことがわかったのでリボンさんに会えてほんとによかったなって思ったよ。またいつでもきてねってゆわれてわたしリボンさんたちのお家をあとにしたよ。
帰りはネコ横によって、くぅちゃんのはたらいてる関西風お好みやきのお店にいったよ。
入ったしゅんかん「おいでやすー」ってゆーくぅちゃんの元気なあいさつ。くうちゃんはもーすっかりお店になれたってゆってたよ。この分ではくぅちゃんのどくりつのほーがわたしがせんせーになるのよりずっと早いかもね。
わたしは豚玉をちゅーもんしたよ。今日はひとりだったので焼いてもらったのをカウンター席で食べたよ。熱いのがにがてなのでいっぱいふーふーしたけどとってもおいしかったな。
くぅちゃんは店員さんの中でもいちばん大きな声を出して、いちばんうごきまわっていたよ。
とっても生き生きした感じのくぅちゃんを見て、なんかわたしまで元気になっちゃった。
さあ今日は月曜日。そろそろお出かけの時間だね。
今週も元気にお仕事いってきまーす。
(あの日の想い出)
新宿の歌舞伎町のあたりにある串やきのお店。
どーろに面しているカウンター席なのでわたしをとなりにおいて家来はお食事したね。
このあとはゴールデン街にいって猫ちゃんのいるお店にも入ったね。
(2015年10月3日、東京都新宿区。リリちゃん9歳6ヶ月)